ぎりぎりフロッピー

あまりに物忘れが激しいので外付けHDの一つとします

喫緊の課題

金木犀の香りに四季の移ろいを感じる今日この頃、皆様どうお過ごしでしょうか。わたしは尿から糖が出て、お医者さんからすこぶる絞られました。このまま行くと妊娠糖尿病になるらしい。

確かに母方の系譜は1人余すことなく糖尿病で、父方も祖母の代から糖尿病という糖尿病サラブレッドですが、まさか……このわたくしが……!?と先週食べたものを振り返ってみると

朝食 毎日ハムチーズホットサンドと菓子パン

昼食 カップ麺×2、焼肉大盛り弁当、菓子パン、ラーメン

夕食 焼きそば、カレー、ステーキ、スパゲッティ、豚バラキムチ

という糖尿病になりたがっているような食事だった。毎日食べたい物だけ食べてるからこうなる。これはお医者さんも怒る。

しかも妊娠によって仕事内容を変えてもらったので、大体多い時で20キロくらい歩き回っていたのを、デスクワーク中心になったためほぼ歩かなくなって運動しなくなったのも不味かったのだと思う。体重は6月で62キロだったのが現在65キロまで増えました。筋肉もだいぶ落ちていると思うので、純粋に脂肪はめちゃくちゃ増えているのだろう。怖いよ。

そういうことなので、次の妊婦健診までは低糖質を意識した食事にします。

時間的に朝はどうしてもホットサンドかおにぎりになってしまうから、食パンを全粒粉に変え、米はマンナンヒカリを入れる。昼はゆで卵とサラダチキンとサラダ中心。夜は野菜と魚と鍋ものを中心にして、米は食べない。

運動は毎日ストレッチだけでも行って、土日はウォーキングする。

これでなんとか回避できないですかね〜頼む〜

 

近況

拗らせたオタクの話

BLにおける関係性の終着点が恋愛の成就として描かれることの多さに辟易としている話を友人とした。別に恋愛の成就でもいいんだけど、同じくらい恋愛の成就じゃないことがあってもええ…という話なんですけどボーイズのラブというカテゴリなんだから恋愛の話中心で回るのは致し方ないことで、そこで「そればかりでなくていいだろ!」ってうめく自分たちの方が異分子だよなあとも思った。焼き魚フェスに参加しているのに「生魚もあっていいだろ!お刺身最高!」ってキレてるみたいなね。なんか「片方からの恋愛的な好意はあるけど、別にそれが成就しなくても2人はこれからも仲良くやっていけます」みたいな関係性にも名前がつくといいなあ。恋愛感情はあるからブロマンスとはちょっと違うんだよね。

 

OSAJIに感謝し続ける話

先日の日記で無添加シャンプー大丈夫!最高〜!って言ったけどあれは一週間くらいしか持たなかった。一週間くらいで苦手な匂いに変わってしまった。妊娠中の嗅覚の好みは山の天気のように気まぐれゆえ。そのため、OSAJIのムク(無香料)のシャンプー買ってきたところ、これは大丈夫だった!大丈夫というか匂いが本当にしないので、何も感じないというのが正しい。これなら嗅覚の好みが変わってもなんとかなるんじゃないか?と期待している。今は基礎化粧品も全てOSAJIに統一しました。頼むぞOSAJI、君が最後の頼みの綱だ。もしこれでOSAJIすら受け付けなくなったらもうわたしはおしまいです。

ひとつずつやってく

本当に毎日毎日調子悪くてェ……何にもやる気起きなくてェ……

先日会社を 休んだのですが、通勤がないというだけで本当に体が楽で、一度休むことを覚えたらどんどん自分に甘くなり、少しの頑張りもできなくなるのでは?という不安に襲われたので、育休予定の来年2月までの目標と日々生きてることのご褒美となるようなものがほしい!ので箇条書きします。随時増やす。

 

習慣化すること

・出勤中にオーディブルを聞く

・お風呂上がりに柔軟体操

・土日に朝散歩

・毎日ちょっとずつ自室の掃除

朝マック中に積読本を徐々に消化する

 

仕事及びしなくちゃいけないことの目標

・現行のマニュアルをもっと簡素化した妊娠後手続きのチャートを作る

・有休マニュアルのチャート作成

・保険の見直し

・自分の部屋の片付け

・実家の自室の片付け(至急!11月までに)

 

遊びの目標

・ディズニーシーに散歩と食べ歩きとBBB見に行く

・オサジで化粧品買う

・水天宮いく(犬張子ほしい)

・紅葉を見に行く

・再来年発行を目標に創作BL短編集(webに上げたものを清書して紙媒体にする)用の短い漫画をちまちま描く(下書きをTwitterにあげて清書版を本にする)

・推しCPの小説書く(絵の作業場所が取れないので小説はできるのかテスト)

 

うわっ……体調悪い時のわたしの欲望、少なすぎ……?これまで欲望の蠱毒みたいな人生を送ってきた自覚があるのでこれっぽっちしか出てこないのビビる。体調が悪くて散歩する時間が減ると人間こんなふうになるのか?辛すぎる。至急太陽の下を散歩する必要がある。欲望がわたしを走らせる原動力なので、なんとか欲深人間として復活してほしい。

 

部屋を片付けなくてはならないことわかってるんだけど、自室内にある何かしらのものが、においつわりにクリティカルヒットする攻撃的な匂いを発しており、自分の部屋に着替えとか撮りに行くたびに息を止めている。口呼吸すると何か喉がヒリヒリするし、マジでなんなんだ……なんで自分の部屋が毒の沼になってるんだ。

しかし片付けないわけにもいかないし、今後腹がどんどん大きくなっていったらますます掃除しにくくなるからやるしかないんですよね〜

 

今後部屋の掃除で優先的にすべきこと

・会社で使ってた服とかを数を数えた上で天袋に入れる

・今年着なかった夏服全部捨てる

・去年着なかったし存在を忘れていた冬服全部捨てる

・洋服ダンスの中で2年以上使ってない服全部捨てる

・押入れ内のなんでも入れてある箱の中身全部捨てる

・机の上を片付けてものが置ける状態にする

・よくわからないまま書類をぶち込んだ白色ボックス内を精査して捨てる

・本を本棚に納め、入らない分は処分する

虫の話

全部虫の話ですし、写真もありますので苦手な人は気をつけてください。
 
昨晩寝ようとしたら突然ブブブ!という羽音が響き渡り、照明の周辺を人間の親指サイズの虫が飛び回っていました。ゴキブリか!?と思って身構えたら、わたしがクマバチ、ミツバチ、カイコの次に愛してやまないチャーミング虫、オオスカシバが飛んでいたのでした。
洗濯か換気の時にうっかり入ってきてしまい、照明のカバーの中で休んでいたところ、突然明るくなってびっくりして飛び出して来たのだと思う。ひとしきり騒いだあと、また元の照明カバーの中に帰っていって落ち着いてしまったので、まあ明日考えるかと思って一夜を共にしました。
翌朝、朝陽で目が覚めると、オオスカシバがレースのカーテンに移動して朝陽を眺めていたので、なんの苦労もなく退去してもらえました。お互い傷つけずに済んで良かったね。
 
秋になるとクマバチもミツバチも見かけなくなり寂しくなりますが、その代わりにスズメガたちとの遭遇率が上がって嬉しいです。スズメガの中では特にオオスカシバが好きです。素早くホバリングして花から花へ器用に移動する姿がハチドリのようです。ずんぐりむっくりしているせいで花にぶら下がるのも一苦労なクマバチはあれが可愛いですが、オオスカシバも華麗なエビフライ感も好きです。なんかどっちもシルエットが面白い生き物で可愛いんだ。
蛾の中でも特に思い入れの深いものは、オオミズアオです。春先のドライブ中に原っぱで偶然見かけたので、近くに車を停めてしばらく観察していました。まだ羽化したばかりなのか、タンポポモドキにしがみついてじっとしていました。青白く輝く羽根がとても綺麗で、白い体毛に覆われた胴体がふわふわでとても可愛かったです。

春から夏はハチたち、秋から冬には蛾たちで季節を感じますね。ハチたちが働き始めたら春、よく見る蛾たちがふわふわし始めたら秋です。
 
小さい頃は蛾全般が苦手だったんですが、多分その原因は「小さい頃、母方の実家に帰省中、夜中にジュースを買いに自販機まで行ったら、手のひらサイズの蛾が自販機にびっしりと張り付いていた」記憶によるものだと思います。確かに子供の頃みたらトラウマになるかも。今だったら嬉しくて写真撮っちゃうだろうな。
苦手になったきっかけは思い出せるけど、逆に好きになったきっかけはよくわからない。社会人になって一人暮らしを始めた社宅がオンボロだったから、虫が出ることで逐一ビビっていたらキリがなくて慣れていったのかも。でも好きになったきっかけというか平気になるきっかけでしかないから、いつの間にか好きになってたんだなあ。
 
世の中の大体のこと、いつの間にか好きになっていつの間にか忘れていくので、好きだったことを思い出せるようにこうやってメモを残しておくことは大事だなと思いました。

土俵際のオタク

大体体調が悪い。いつも口の中には胃液みたいな味がするし実際2日に1度は吐いてる。口にものが入ってないと胃液っぽい味がして気持ち悪くなる割には食の好みが極端に狭くなりほかほかのご飯とか苦手になってきた。今マックでふたつ隣の席に座ってるスーツのお兄さんから漂ってくる柔軟剤の匂いもきつい。外に出ると大体他人の体臭で気持ち悪くなるし、マスクすると化学繊維の匂いで吐き気がする。屁とゲップが尋常じゃなく臭い。体力は落ちまくり、たかが30分程度の散歩で息も絶え絶えになる。
 
妊婦なんてそもそも腹に生物抱えて生きてるわけで、ここまで体調が悪化して日常生活に支障をきたすのって設計段階でのミスじゃないですか?自然の中だったら死ぬぞ。
本来なら「妊娠中は視力が8.0まで回復して1キロ先の敵まで捕捉し、握力は500kgw、脚の速さは走り始めてから3秒で時速120kmになり、ありとあらゆるウイルスに対する抗体をもつ」くらいはあって然るべきだと思う。今からでも遅くないから開発者は修正パッチを配布してほしい。
 
体調不良によってメンタルも悪化し、三度の飯より好きだった「おじさん同士がくっついたりくっつかなかったり大体死んだりする妄想」が極端に浮かばなくなり、オタクとしての呼吸ができてない感じ…ただ家と職場を行き来して、家ではずっと寝てて、出勤途中でマック寄って30秒ドローイングとか簡単なお絵描きしたりしたけど、なんか物足りなくってェ…描かなきゃ溢れちゃう!というくらいの熱が今はなくて寂しい。
なんか今はアウトプットの時期じゃなくてインプットの時期なのかもと思って久々に原神開いてみたら面白かったです。更新とインストールに3時間くらいかかったけど。まだ一番最初の国のゴタゴタがひと段落して、ふたつ目の東洋っぽい雰囲気の国に着いただけで全然進んでない。話も忘れてしまった。でも国内をふわふわ歩いてるだけで本当に楽しいね。こういうお散歩ゲーム好きだ。スマホの小さい画面だと操作しづらいんだけど、どこにでも持ち歩けて隙間時間でできるのは大変助かる。
こんな感じで休みの日とかはゲーム進めたいな。積んでるゲームは今思い出せるだけでも風花雪月無双、ポケモンソード、アルセウスと3本もある。
することがあるってのはいいことだ。したいことがあるのはもっといいことだと思う。
 
なんとかこの大体調不良時代を生き延びるぞ。

生活を最適化したい

妊娠してからの生活環境の変化が目まぐるしくて、体力が落ちているのもあり、大変ストレスが溜まります!

夜勤分の手当と夜勤の頃は使えていた着替えと荷物倉庫用の半個室が失われたのが本当に辛いよ〜!

 

夜勤の始まる前、早めに出勤してお絵描きするのが楽しみというか、家族の目につかないところでのんびりお絵描きする唯一の手段だったのですがそれが失われて辛い。

お絵描きに限らず読書したりこうやって文字をぱちぱち打ったりする1人だけの時間が大好きなのでそういう時間は確保しないとじわじわとストレス溜まるだろうなと思った。

 

とりあえずマックでドリンク一杯頼んで30分の1人時間を確保するのを始めました、今日から。

カフェインの取りすぎはよくないらしいからティーパックの紅茶(120円)かミルクのぶんカフェイン少なさそうなカフェラテ(190円)で過ごそうと思っているけど、夜勤の手当がなくなるうえ、体力的に残業もできず、給料が10万円くらい下がりそうなので週5日でできることではないかな。でも週2日くらいはしたいよ〜!紅茶なら週5でも600円だからなんとか行けるか?

 

最近は吐き気が慢性的になってきて、元々過食嘔吐の傾向があったこともあり、嘔吐が増えてきた。何よりきついのはにおいつわりですね。ヘアケアや化粧品の香料とかかなり無理です。

ボディソープはダヴ、シャンプーはカウブランドの無添加シャンプーに変えたらだいぶよくなりました。これまでは入浴中ずっと鼻呼吸を止めていないと吐き気がしてダメだったので、もっと早く変えればよかった。同じカウブランドでも、牛乳石鹸の香りはわたしには合わずだめでした。ダヴに感謝。

今まで使えていた雪肌精の日焼け止めも匂いがダメになって使えなくなりました。オサジのノンケミカルの無香料日焼け止めを使っています。化粧品は眉毛以外全部オサジにしました。匂いもキツくないし肌にも合うみたいで、オサジと出会えていて本当に良かった。

 

あとこれは惚気になってしまいますが、これまでほとんど料理経験のなかった夫が、週2で夕飯担当をしてくれることになった。やった〜!これは本当に助かる。以前は夜勤のぶん、夜勤終わりの日は昼間帯に帰宅できていたのが、現状は平日毎日高速利用で帰宅しても19時になったので、そこから作り始めると夕飯が20時とかになっちゃうから…

週明け月曜日から水曜日ぶんは日曜日に作り置きをし、木金は夫が担当するという流れになったのは本当に助かります。感謝しています。

 

とりあえずつわりがもっとひどくなる前にもっと生活を精査して、ストレスの少ない生活を目指して行きたい。わたしはストレスを貯めるとすぐに手近な人間にちくちくし出す人間だから、1人の時は自分にあたるだけで済んだけど、同居人がいる今はきっと矛先が相手に向かうからな…

 

という記事をほぼ一週間前に書いたままエバノに残していました。

マックで朝活いいです。紅茶飲んでるからか午前中の眠気が抑えられている気がする。

30秒ドローイングしたり、ブログの記事をぱちぱち打ったりしているとやっぱり普段使っていない脳のオタク分野が活性化している気がする。

でも30分じゃやっぱり足りないんだよなあ…もうちょっとほしいところ…

子供を持つことの不安について2

先日別の記事で出産に対する不安について延々と述べたが、時間も金も進路も関係性についても、スケールや詳細は違うものの、学生時代から同じようなことで延々と悩んでいるな…と気づいてからだいぶ気が楽になった。

 

学生が終わる頃にも「このまま就職するとお金は稼げるけど、あちこち自由気ままに旅行行ったり思い立って電車に乗って最果ての駅まで無目的で行ったりすることができなくなるし、就職先も友人と同じであることは殆どないからきっと価値観の違いが出てきて今までのような付き合いはできなくなるのだろう」と鬱々とした気持ちがあったが、まあ社会人になったらなったでなんとかやっている。

 

社会人にしてはあれこれ自由に旅行している方だ。確かに夏休みは学生と比べると微々たるものだけどお金は学生より遥かにあるので移動可能距離が段違いになった。あと、職場に「めちゃくちゃ旅行行くやつ」と認識させたことにより、夏休みにまとまった休みが取りやすくなった。新しいところに異動するたびに上司と同僚にめちゃくちゃ旅行の話を振りまくると良いですね。正直、海外で絶対行きたいところは行けたので、今後行くとしても国内だろうから、

お金も海外旅行ほど使うこともないだろうし。

 

学生時代からの友人と確かに価値観の差異はあるものの、お互い友人であるために努力(これは苦労とか遠慮とかじゃなくて、相手の尊敬できる点によく目を向け、他者として尊重できる関係性を維持しているという意味)しており、まだ交友関係は続いているので、夫ともそういう関係でいれたらいいなと思う。頑張っていけ。

 

あと、追加で増えた悩みとしては

・1人時間がなくなって産後うつになりそう

・調理経験が無さすぎる夫が果たして自炊できるのか?

・育児スキルに大きなレベル差が出ると教えるストレスが発生するのでは?

というのがあったのですが、話し合いの結果、

・週に一度は4時間以上は子供を夫に預けて外出できる時間をもらう

・今後は週に一度は夫が調理を担当する

・事前に2人で父母学級に参加し、実技を経験しておく

というところで落ち着き、少し不安が解消されました。

 

そんな感じで、希望的観測ではあるものの、現在抱えている不安についてはなんとかなるんじゃないかなあと思えてきました。

 

それから先日、経過観察でエコー検査を行った時、心拍確認をしたんですよね。

なんかその映像見たとき、小さな生き物の心臓がバクバク動いてるの見て、初めてハムスターを手に乗せた時の気持ちとか、犬がまだ子犬のころ私の膝で寝ていた時の気持ちとかが甦って、心の中の小学生がテンション爆上がりし、まあ面白そうだから、いっちょやってみっか!という気持ちになりました。

絶対大変なこともあるけど、楽しいこともあるだろうし、とりあえずなんでもやってみようで生きてきた人生なので、とりあえず産んでみることにしました。生まれてくる子供には、こんな軽い気持ちで産んでしまって申し訳なさがあるが、まあなんとかなるさ。

 

最近のつわりらしき体調不良は、きつめの人工的な甘い香り(洗濯物洗剤とか、外国人女性の香水とか)を嗅ぐと気持ち悪くなること、軽い生理痛のような腹痛、突然くる吐き気、貧血、味覚の変化(コーラが飲めなくなってつらい)、止まらない食欲といった感じです。最後の一つは元からあったので普段通りなのかどうかわからないが…

もちろんまだ流産の可能性も多々あるので油断ならないし、徐々にレベルアップするであろうつわりにも不安モリモリですが、来年にはネタの一つとして語れるように頑張りたいと思います。

 

追記

あと、産婦人科の先生がめちゃくちゃ面白かったのも大きい。

妊娠の確認をした時に「おめでと〜うございま〜す!!」ってハワイ旅行当たったのかな?というくらいテンション高く対応してくれたのめちゃくちゃ面白かったし、「もしかして妊娠ってそんなにめでたいことなのかな?」という気持ちになりました。もしかしなくてもまあまあめでたいことだろ。

宮城県旅行

7月上旬、友人と共に二泊三日の宮城旅行に行ってきました。

 

東北だけあって、こちらよりもだいぶ涼しくて過ごしやすかった。

千葉県から東北道をずっとまっすぐ進むと、大体5時間くらいで着いた。友人と二人で運転を交代しながら行くとそこまで大変でもなかったけど、夜勤明けに行くとしたらちょっとしんどいかもしれないなと思った。(以前、フォロワーさんと夜勤明け弾丸で行く計画を立てていたので)

 

旅程は下記の通り

1日目 仙台市体育館仙台城

2日目 キツネ村、うみの杜水族館、御釜

3日目 松島

 

初日はハイキューファンの友人の希望があって、作中で舞台となった仙台市体育館に行ったり、とりあえずでかいものが見たいというわたしの希望で仙台城跡に行ったりした。

仙台城跡には巨大な伊達政宗公騎馬像の他に、巨大な鳥の像と塔があって、RPGだったらいかにも何かの仕掛けを作動させて動き出しそうな感じでワクワクした。鷲かな〜と思っていたけど、調べたらトンビらしい。いかつすぎるトンビもいいですね。

政宗公騎馬像の近くにあった見聞館で展示物を見ていたら、ボランティアのお爺さんにあれこれ教えてもらう。こう言うふうに現地の人の昔話が聞けるのって旅の醍醐味だなあ。特に好きなエピソードは「明治時代に軍が駐留しているとき、仙台城にあった立派な門とか装飾品とかをお偉いさんが自分の社宅に勝手に持っていっちゃった」「政宗公は秀吉公と仲が悪かったけど、趣味はあっていた(金ピカゴージャス)」とかですね。

 

宿は結構古めかしいところ、というか伊達政宗も来たことがありますよ!という逸話もあるのでめちゃくちゃ年季入ってはいたんだけど、建物も温泉も料理も素晴らしかった。特に温泉は数種類ある温泉のうち半分以上が貸切風呂で、少人数制の小さな宿ならではの贅沢だなあと思った。秘湯というだけあってかなり山奥にあり、辿り着くまでの道中、「事故や事件があったらしばらくは助けてもらえなさそう」と友人と話しながら運転し、街灯も一切ないから日が沈まないことを祈りながら来ました。来た甲斐はありました。

 

翌朝、わたしは旅先で朝の散歩するのが好きなんですが、朝6時台に温泉街を散策しようとしたら、宿の庭の紫陽花にマルハナバチがたくさんいてびっくりした。紫陽花って葉に毒があると聞いたから、虫の人気がない花だと勝手に思っていた…

 

二日目はキツネ村とうみの杜水族館に行った。キツネ村は思っていたよりも広く、思っていたよりもワイルドかつキツネがのんびりしていて大変良かった。7月はちょうど換毛機で、

ふわふわの冬毛を下半身に残したまま、上半身はすっかり夏毛のキツネが多くてびっくりした。聞いていた通り、本当に「大量のキツネがいる広い森の中を歩かせていただく」という感じだった。公園みたいな作り。キツネたちは人間にまるで興味なく、のんびり昼寝していました。この無関心さ、良い…

所々に鳥居が立ってるのはキツネに似合うだろうな〜という意図なんでしょうか。良いですね。土日だと餌やり体験をしているそうで、次回行く時は土日来たいな。平日に行ってもそれなりに人がいたから、土日は結構賑わってそうだな。

ただ、本当に車がないと行けないところだから、マイカー、レンタカーか直通バスがないと無理ですね。山の一角って感じだ。

 

うみの杜水族館は、結構新しい建物だからか、展示が本当にオシャレだった!エントランス通過したらすぐ頭上にホヤが大量に生えている展示があって、海の中に潜っているような、なんだか不思議な雰囲気だった。

海の生き物だけじゃなくて河辺の生き物とかもあれこれいて、敷地は結構コンパクトだけど、満足度が高いと思う。個人的にはフナムシのコーナーにあった「みんな嫌がるフナムシですけどきちんと知れば案外親しみが湧くかもよ!」みたいな解説の文章とか、「リュウグウノツカイ食レポ動画」とか、そういう尖った展示があるところがめちゃくちゃ好きでした。

 

帰りがけに、熊野岳御釜という火口湖に行った。旅行直前までハードな仕事が続いていた友人は死んだように寝ており、延々と続くヘアピンカーブの森を延々と上がっていく途中で謎の巨大石像とか、鬱蒼とした森の中に荒れ果てた山道への案内の看板とか立っていたり、いかにも何か(物理的にも心霊的にも)出そうな雰囲気でドキドキした。

御釜は山頂にあり、周辺の雄大な山々と、深緑色(晴れている日はエメラルドグリーンだそうだ)の火口湖がとても綺麗だったし、山頂の神社とその前に積み上げられた謎の石塔と巨大な石碑のある広場があり、いかにも「終盤に訪れて重要なサブストーリーと強力な武器を入手できる場所」感があって最高だった。火山が噴火したためか、山だというのに木々があらかた低く、高さが均一になっているのがとても不思議な光景で面白かった。

友達と2人してとてもワクワクしたが、めちゃくちゃ寒かった。我々は2人とも真夏の格好で来ていたため、すれ違う外国人観光客たちにまじまじと見られた。みんなも御釜に行く時は夏場であってもちゃんと厚手の上着を着ていくんだよ…

ちなみに夕方になるとトイレのある施設も閉まるから本当に寒さと尿意で大変でした。山頂から車で少し降ったところに火山が噴火した時に備えた避難所を併設したトイレがあるからそこを利用するといいです。

 

夜は昨晩は入れなかった温泉に入ったのですが、「行くぜ、東北」のロケ地にもなったとこらしく、まあCMで使われた時はそれっぽい雰囲気出すために光の当て方とか工夫をしたんだろうと思っていたのに本当にCMで見たそのままで、縦にも横にも広々としてこれが本当に貸切でいいのか?!とびっくりした。浴室内に檜の香りが充満しており、わたしは今とても贅沢をしているな…としみじみ感じた。

あと料理も「これがラスボスなんだろうな」と思っているとさらにもう一体登場する感じのクライマックスが3連続くらい続き、もう本当に大満足でした。うろ覚えだけど、鶏鍋→鯛の御頭→グラタンみたいな連続攻撃だった。すごすぎる。

昔ながらの宿だからか、交流ノート?みたいなやつが置いてあって、牧歌的な雰囲気がすごくよかった。平成初期の少年が描いたであろうスラダンの赤木とか、「おへやが広くてビックリテンテンしました!ねーちゃんはきょうぼうですから金こを壊そうとしています!」という弟の書き込みの次に姉ちゃんのおとなしそうな書き込み(アリバイ作りか?)があってほのぼのしました。

 

三日目は松島へ。友人きっての願いで、悪縁を切るという「渡月橋」を渡りました。元はお坊さんたちがこの橋を渡って修行用の島(雄島)に行っていたそうで、お坊さんたちが俗世間との繋がりを絶っていたということで今の「悪縁を切る」みたいな話になったそうだ。島全体が修行の場らしく、あちこちの壁がくり抜かれて仏像?が置かれていたのが印象的だった。岩が波に削られて松がギリギリに生えてる松島周辺の独特の地形も面白かったな。修学旅行の人気スポットらしく、大通りなんかは学生さんに溢れてて活気があってよかった。

 

なんかそんな感じで楽しい3日間でした。読み直したりするのは面倒くさいからやってないので多分誤字がたくさんあります。気にしない広い心大事。

思いの外長くなっちゃったな。でも外付けHD的な意味合いでブログを使ってるからいいか。

次の旅行日記はもう少しまとまった文章で書けるようにがんばります。

あとで気が向いたら写真を追加したい。