ぎりぎりフロッピー

あまりに物忘れが激しいので外付けHDの一つとします

宮城県旅行

7月上旬、友人と共に二泊三日の宮城旅行に行ってきました。

 

東北だけあって、こちらよりもだいぶ涼しくて過ごしやすかった。

千葉県から東北道をずっとまっすぐ進むと、大体5時間くらいで着いた。友人と二人で運転を交代しながら行くとそこまで大変でもなかったけど、夜勤明けに行くとしたらちょっとしんどいかもしれないなと思った。(以前、フォロワーさんと夜勤明け弾丸で行く計画を立てていたので)

 

旅程は下記の通り

1日目 仙台市体育館仙台城

2日目 キツネ村、うみの杜水族館、御釜

3日目 松島

 

初日はハイキューファンの友人の希望があって、作中で舞台となった仙台市体育館に行ったり、とりあえずでかいものが見たいというわたしの希望で仙台城跡に行ったりした。

仙台城跡には巨大な伊達政宗公騎馬像の他に、巨大な鳥の像と塔があって、RPGだったらいかにも何かの仕掛けを作動させて動き出しそうな感じでワクワクした。鷲かな〜と思っていたけど、調べたらトンビらしい。いかつすぎるトンビもいいですね。

政宗公騎馬像の近くにあった見聞館で展示物を見ていたら、ボランティアのお爺さんにあれこれ教えてもらう。こう言うふうに現地の人の昔話が聞けるのって旅の醍醐味だなあ。特に好きなエピソードは「明治時代に軍が駐留しているとき、仙台城にあった立派な門とか装飾品とかをお偉いさんが自分の社宅に勝手に持っていっちゃった」「政宗公は秀吉公と仲が悪かったけど、趣味はあっていた(金ピカゴージャス)」とかですね。

 

宿は結構古めかしいところ、というか伊達政宗も来たことがありますよ!という逸話もあるのでめちゃくちゃ年季入ってはいたんだけど、建物も温泉も料理も素晴らしかった。特に温泉は数種類ある温泉のうち半分以上が貸切風呂で、少人数制の小さな宿ならではの贅沢だなあと思った。秘湯というだけあってかなり山奥にあり、辿り着くまでの道中、「事故や事件があったらしばらくは助けてもらえなさそう」と友人と話しながら運転し、街灯も一切ないから日が沈まないことを祈りながら来ました。来た甲斐はありました。

 

翌朝、わたしは旅先で朝の散歩するのが好きなんですが、朝6時台に温泉街を散策しようとしたら、宿の庭の紫陽花にマルハナバチがたくさんいてびっくりした。紫陽花って葉に毒があると聞いたから、虫の人気がない花だと勝手に思っていた…

 

二日目はキツネ村とうみの杜水族館に行った。キツネ村は思っていたよりも広く、思っていたよりもワイルドかつキツネがのんびりしていて大変良かった。7月はちょうど換毛機で、

ふわふわの冬毛を下半身に残したまま、上半身はすっかり夏毛のキツネが多くてびっくりした。聞いていた通り、本当に「大量のキツネがいる広い森の中を歩かせていただく」という感じだった。公園みたいな作り。キツネたちは人間にまるで興味なく、のんびり昼寝していました。この無関心さ、良い…

所々に鳥居が立ってるのはキツネに似合うだろうな〜という意図なんでしょうか。良いですね。土日だと餌やり体験をしているそうで、次回行く時は土日来たいな。平日に行ってもそれなりに人がいたから、土日は結構賑わってそうだな。

ただ、本当に車がないと行けないところだから、マイカー、レンタカーか直通バスがないと無理ですね。山の一角って感じだ。

 

うみの杜水族館は、結構新しい建物だからか、展示が本当にオシャレだった!エントランス通過したらすぐ頭上にホヤが大量に生えている展示があって、海の中に潜っているような、なんだか不思議な雰囲気だった。

海の生き物だけじゃなくて河辺の生き物とかもあれこれいて、敷地は結構コンパクトだけど、満足度が高いと思う。個人的にはフナムシのコーナーにあった「みんな嫌がるフナムシですけどきちんと知れば案外親しみが湧くかもよ!」みたいな解説の文章とか、「リュウグウノツカイ食レポ動画」とか、そういう尖った展示があるところがめちゃくちゃ好きでした。

 

帰りがけに、熊野岳御釜という火口湖に行った。旅行直前までハードな仕事が続いていた友人は死んだように寝ており、延々と続くヘアピンカーブの森を延々と上がっていく途中で謎の巨大石像とか、鬱蒼とした森の中に荒れ果てた山道への案内の看板とか立っていたり、いかにも何か(物理的にも心霊的にも)出そうな雰囲気でドキドキした。

御釜は山頂にあり、周辺の雄大な山々と、深緑色(晴れている日はエメラルドグリーンだそうだ)の火口湖がとても綺麗だったし、山頂の神社とその前に積み上げられた謎の石塔と巨大な石碑のある広場があり、いかにも「終盤に訪れて重要なサブストーリーと強力な武器を入手できる場所」感があって最高だった。火山が噴火したためか、山だというのに木々があらかた低く、高さが均一になっているのがとても不思議な光景で面白かった。

友達と2人してとてもワクワクしたが、めちゃくちゃ寒かった。我々は2人とも真夏の格好で来ていたため、すれ違う外国人観光客たちにまじまじと見られた。みんなも御釜に行く時は夏場であってもちゃんと厚手の上着を着ていくんだよ…

ちなみに夕方になるとトイレのある施設も閉まるから本当に寒さと尿意で大変でした。山頂から車で少し降ったところに火山が噴火した時に備えた避難所を併設したトイレがあるからそこを利用するといいです。

 

夜は昨晩は入れなかった温泉に入ったのですが、「行くぜ、東北」のロケ地にもなったとこらしく、まあCMで使われた時はそれっぽい雰囲気出すために光の当て方とか工夫をしたんだろうと思っていたのに本当にCMで見たそのままで、縦にも横にも広々としてこれが本当に貸切でいいのか?!とびっくりした。浴室内に檜の香りが充満しており、わたしは今とても贅沢をしているな…としみじみ感じた。

あと料理も「これがラスボスなんだろうな」と思っているとさらにもう一体登場する感じのクライマックスが3連続くらい続き、もう本当に大満足でした。うろ覚えだけど、鶏鍋→鯛の御頭→グラタンみたいな連続攻撃だった。すごすぎる。

昔ながらの宿だからか、交流ノート?みたいなやつが置いてあって、牧歌的な雰囲気がすごくよかった。平成初期の少年が描いたであろうスラダンの赤木とか、「おへやが広くてビックリテンテンしました!ねーちゃんはきょうぼうですから金こを壊そうとしています!」という弟の書き込みの次に姉ちゃんのおとなしそうな書き込み(アリバイ作りか?)があってほのぼのしました。

 

三日目は松島へ。友人きっての願いで、悪縁を切るという「渡月橋」を渡りました。元はお坊さんたちがこの橋を渡って修行用の島(雄島)に行っていたそうで、お坊さんたちが俗世間との繋がりを絶っていたということで今の「悪縁を切る」みたいな話になったそうだ。島全体が修行の場らしく、あちこちの壁がくり抜かれて仏像?が置かれていたのが印象的だった。岩が波に削られて松がギリギリに生えてる松島周辺の独特の地形も面白かったな。修学旅行の人気スポットらしく、大通りなんかは学生さんに溢れてて活気があってよかった。

 

なんかそんな感じで楽しい3日間でした。読み直したりするのは面倒くさいからやってないので多分誤字がたくさんあります。気にしない広い心大事。

思いの外長くなっちゃったな。でも外付けHD的な意味合いでブログを使ってるからいいか。

次の旅行日記はもう少しまとまった文章で書けるようにがんばります。

あとで気が向いたら写真を追加したい。