ぎりぎりフロッピー

ぎりぎりフロッピー

あまりに物忘れが激しいので外付けHDの一つとします

先週の日記

今週あったことなど、待ち合わせまでの残り時間30分で書く。

このところ夏を感じられて楽しい。帰り道で浴衣の子供達を見たり、お風呂に入っていたら遠くからお祭りの太鼓の音が聞こえたりして、実際に行っていないのに祭りの気配だけ感じる。こういうふうに世界に匂わせられている(誰に?)感じは、実際に参加してなくてもとても好きだ。散歩をすると大きな入道雲が見えてそれだけでもう嬉しくなる。

帰省した際に、暑さで日中帯は散歩に行けなくなってしまった犬を車に乗せて近くの公園まで行った。地元の公園は、地面が土だし木陰だらけで人工の小川もあるので夏の犬散歩にとても向いている。若い頃は川の中を走り回って蹴飛ばした水の粒を噛みまくっていた犬だけど、今はじっと水の中に立って涼んでいる。御年14歳。犬だって瞑想くらいする。

 

帰省では犬の散歩の片手間に、家族史を作っている。両親の昔話を聞くのは思いのほか楽しかった。結婚が決まった父を気遣って女性と写っている写真を全て廃棄した祖母の話、東京の物価がわからず食費を毎回半月で使い切っていた田舎の箱入り娘の母の話、俺の娘が行方不明だと騒いで村総出で捜索させて発見されてからその娘とは飼っていた猫だと判明した祖父の話、借金の取り立て屋をしていた頃ヤクザに逆ギレされて日本刀を持って追いかけられた父の話。どれもなかなかパンチが効いている。聞くにあたり、現代から遡って聞こうと思って、それぞれの年代に起こった大きなニュースなどの年表を参考資料として作っていったけど、二人が結婚をした頃から順を追って話を聞いた方が二人とも話しやすそうだった。今度はアルバムを見ながら話したいが、祖母の魔の手を逃れて生き残っている写真がどれほどあるのかわからない。今こうして家族史を作ろうと思ったのは、両親がボケた時に話すネタとしての意味合いもある。思い出しにくい現代のことよりも若い頃の話をした方が思い出しやすくて楽しいだろう。現に、昔話をする両親は結構楽しそうでいい。家族として楽しい時間が増えるのはいいことだと思う。両親が年老いて介護が必要になった時に、家族の楽しい思い出として振り返るものが一つでも多く残ればいい。何よりもこれはわたしのためだ。いま「それなりに親孝行したな」という実感がないと、その不足分を相手が死ぬ前になんとか取り返そうとして、必要以上に世話を焼きそうな気がする。それって健全じゃないし、双方共に疲れそう。なので今のうちに「まあ元気なうちから親孝行してたし」と言える実績を作っておいて、自分を納得させたい。文章にすると結構冷たい子供だなあ。

 

高校の時の友人2人が遊びにきた。一人は熱心にネットワークビジネスの勧誘をしていた。わたしともう一人の友人は3時間近くただひたすら聞き役に徹した。感想を聞かれたので「そんなに情熱を持って語れることがあるってすごいよ」と伝えた。ビジネス抜きでなら今後も関係性を継続したいくらいには好きな友達なので、ふんわりとした感想しか言えない。何かに熱狂している時のオタクは他人から何か言われても無駄だということは同じオタクだからわかっている。

 

苦しい友人関係があれば、嬉しい出会いもある。同じ年の子供を持つお隣さんからお茶に誘われ、遊びに行った。数えるくらいしか会ったことがないが、ご夫婦でたまにわたしの話をしていたらしい。しかもあだ名で呼ばれていたそうだ。他人から親しみを持たれることは嬉しい。わたしの会社でのやらかしエピソードは同期全体に広がっており「よっ!伝説の女」と呼ばれたくらいなので、どこからかその話が入り、やばいやつとしてネタになっていたのかもしれないが、まあ真実がわからないことは都合の良い方にだけ考えることにします。わたしは出不精の根暗なので、人間関係はインターネットの知人か学生時代の友人に限られているため、こうして新しい出会いがあると大切に関係性を育てたいなあ。同じ会社の人間なのでネットワークビジネスの勧誘はないだろうとたかを括っているが、どうか。まだわからない。

 

しゅと犬くんの指パペットマスコットを買った。2、3年前に存在を知ってからずっとグッズが欲しかったから、買えてよかった。この手のシンプルな造形のキャラクターが好きだ。千葉県のチーバ君も好きだし、ヘーベルハウスのラムくんも好き。最近だとNHKのチッチも好きだ。声がどこかで聞いたことがあると思ったらガッツ石松だった。ふわふわで可愛いうさぎのキャラクターの声にガッツ石松氏を起用するNHKの尖ったセンスが好きだ。

 

夫と三日に一度くらいの頻度で小さな喧嘩をする。お互いコミュニケーションは不得意な方なので「不満があるときは先に態度に出して相手に汲んでもらうのではなく、ちゃんと言葉にして相手に伝えよう」と言い合っているが、なかなか実践は難しい。あとどんなに長くてたかだか50年くらいの付き合いなので、なるべく楽しい時間を多くしたい。不機嫌な時間はなるべく短縮し、伝えたいこと、改善してほしいこと、反省していることを伝えたらサッと気持ちの切り替えができるようになりたい。

ところで、最近わたしが1日のやることリストに小さなイラストを添えていたら、夫がそれを真似して犬を書いてくれた。普段から絵を書かない人間が一生懸命に描いてくれた絵って、小手先の技術で誤魔化そうとせず、絵の対象のどこを印象的に捉えているのかが伝わってきて大好きだ。躍動感あふれる犬の絵を褒め称えたら、それ以降、わたしがメモを書いていると「何か描いてあげようか」とよってくるようになった。褒めて伸びまくり、調子にも乗るタイプである。夫が描いてくれた犬は、ラミネート加工して家計簿に挟んでいる。

 

最近は葬送のフリーレン、ゆうきまさみ版の漫画パトレイバーデッドプール&ウルヴァリンを読んだり、観たりしました。どれもよかったので、今度時間ができたら感想文を書きたい。

 

八月の頭にFP3級の試験があるので本当はこんなことしてる場合ではないが、現実逃避のために書いています。二種類ある試験のうち、実技試験がもう全くできていない。大変です。もうだらけすぎました。落ちたらその時はその時で考えます。